OPINION

他人を認めること

ふとこのテーマについて書きたくなったのでまとめてみます。

私がお酒をやめたきっかけはこの他人を認められるようになったことだと思います。

なぜ他人を認められるようになったのか、それは自分を認められるようになったからです。

以前は、人と話していて尊敬する人、部分的に尊敬できる人、尊敬できる要素がない人と自分の目線で、自分のフィルターを通して人のことを判断していました。

自分にとって尊敬できる人とは楽しく過ごせますが、それ以外の人に対しては正直見下している気持ちがどこかにありました。

上から目線で話してしまうこともあれば、その場では円滑に進めるために穏便に話しながらも裏では文句を言っていたり、話しながら粗さがしをしてしまったりすることもありました。

なぜこういうものの見方をしていたかというと、自分が存在していいという自信がなかったからです。

無条件に自分が存在していいと自覚することができなかったから、相手を下げることで自分はこの人たちよりましだから存在していいと思いたかったんだと思います。

私の認識だと、『私はある程度仕事もできるし存在してもいいと思うけど、できることがない自分だったら無価値』自覚はありませんでしたが、振り返るとこのように思っていました。

他人と比べてできることが多いほど自分の価値を自分で認められるから、自分を上げることも頑張っていたけど他人を下げる認識もしっかりと行っていました。

このような状態から、何もできない自分でも存在していいんだと思えたことがきっかけで、他人に対する見方も大きく変わりました。

他人を下げなくても自分の価値に変わりはないので、他人のいいところを探したくなりました。

向上心があるひとと話していたら、目的から逆算してどうしたらその夢が叶うか一緒に考えたくなるし、目的がふわっとしていたら心からの目的をいっしょに探すことが本当に楽しくなりました。

他人を見下していると相手にも伝わります。

相手もその雰囲気を無意識でキャッチして攻撃になっている様子をよく見ます。

自分を認められるようになると、他人を認められるようになる。
他人を認められるようになると、人間関係がより良くなる。

以上、私の実体験でした。