先週末、歓迎会がありました。
久しぶりの飲み会、そして僻地に来て初めて職場の方集まっての飲み会となり10名ほど集まりました。
場所は、夫婦2人で営んでいるお店でお昼は定食屋さんです。貸し切りでした。
(飲み会に使えるお店だということを初めて知りました)
飲み会自体は当たり障りのない会話で終わりましたが、食べ物が結構残ってしまいました。
もったいないから出来るだけ食べたいと思いましたが、お腹いっぱいで入らないし飲み会ではよくあることだから仕方ないと思いました。
すると、飲み会に参加していたひとりが『タッパーもらってきますね』と容器をもらいにお店のご夫婦に声をかけました。
それぞれ余ったご飯を詰めていたらお店のご夫婦も見に来て、『焼いていないお肉も持って帰ってね』とお皿からきれいに食べ物がなくなり、各々持ち帰ることになりました。
私はおにぎりとお漬物、春雨の上に冷やし中華の具が乗っているサラダ?を持ち帰りました。
翌日ありがたくいただきました。
今思うと、大学生の頃喫茶店でアルバイトをしており、食事やお酒も提供していたので宴会の予約が入ることがありました。
宴会の時に食事がたくさん余っていることが多々あり、お客様から持って帰りたいと言われたら詰めていたことを思い出しました。
持ち帰る人は少数派です。
宴会後たくさん食事が残っていても、持ち帰りをしない場合はほとんど捨ててしまいます。
(手を付けてなさそうな場合は自分たちで食べることもありましたが、ほぼ手を付けていることが多いため捨てていました)
以前、友人と2人でご飯食べたとき、最後にチャーハンを頼んだら半分以上ご飯を余らせてしまったことがありました。
その時私は『もったいないし持って帰りたいね』と話したところ『え!?』と友人にかなり驚かれました。
『え、持って帰るとかまじで言ってるの?』といった感じの引いている驚きでした。
(その友人とは疎遠になりました)
その時カウンター席に座っていたこともあり、店員さんが話を聞いていたようで、『おにぎりにするのでお持ち帰りしますか?』と聞かれたので、ありがたくいただくことにしました。
外で余った食事を持ち帰ることについて、『けち』『貧乏人がすること』『浅ましい』そのようなマイナスイメージを持つ人は一定数いると思います。
お店の格式や同席した人などTPOに合わせる必要はありますが、余った食事の持ち帰りが気軽にできる雰囲気があったらいいなと思いました。
今回の飲み会では、食事が余っているのを見てタッパーをもらおうと声を上げた人も素敵だし、それを見てみんなで持って帰ろうという雰囲気になったこともとても素敵だなと思いました。
特に今回はご夫婦のお店だったこともあり、作った人の顔が見えるからこそ『残したら失礼だ』という考えもあったかもしれません。
東京で普段の飲み会だと、何人もアルバイトがいて作っている人の顔が見えにくい場合が多く、『食事を残すことは作った人に失礼だ』という考えが薄れていくのかもしれません。
食事を作った人の顔が見えやすく、どこの店員さんでも一個人として認識されるところは田舎のいいところだと思います。
こちらにも、人を一個人として認識することについてまとめていたのでよかったら見てみてください。

食べ物を捨てるということは、例えば肉なら動物を育てるまでに水を飲み穀物を食べます。
穀物を育てるのにも大量の水を使用します。
家畜が育つまでに使った水を計算すると、豚肉100グラム当たり590リットル、牛肉100グラム当たり2060リットルになる。
捨てられた食事の裏には大量の水が捨てられているのかもしれません。
水もとても貴重です。
世界的に水が足りなくなってきており、奪い合いが始まっている地域もあります。
度々の紹介ですが、もしよかったら。

食べ物は大切にしたいですね。
※写真は余ったぶどうをジャムにしました。