最近、人と話していて感じることがあります。
私が大変だと思っていたことや苦労していたこと、そこと向き合って乗り越えた経験がだれかの役に立つということです。
私にとっての人との付き合い方や自分の人生の目的を決めたこと、このふたつは特に感じます。
特に人間関係は苦労が多く、『私がおかしいんだ、私がダメなんだ』と思いながら過ごしていました。
行動心理学を勉強してわかったのですが、マイノリティ側のパーソナリティーで理解してもらえることが少なく周りに合わせるために自分を変えようと必死でした。
当時はきつかったですが、そのときの努力があったからこそ格段に世の中生きやすくなりました。
行動心理学を知ってからは、本来の自分はみんなと違うからだめなのではなく、私にしかないいいところがあるからそこを伸ばしていこう、むしろ強みしかないということに気付けました。
私がずっと自分と向き合ってひとつずつ乗り越えていったからこそ、伝えられることがあるということに気付きました。
大変なことばかりだったけど、それがあったからこそ自分自身の人としての厚みにつながっていて、影があるからこそより光が際立つような人生になってきたのかなと思います。
私にとっては乗り越えないと自分を保てなかったから頑張って乗り越えるしかなかったし、『なんでこんなしんどい思いばかりしないといけないんだ』と死んでしまった方が楽だと思ったことも何度もありました。
そんな思いをしていても自分の感情から逃げずに向き合い乗り越えたからこそ、人に伝えられることがあると確信を得ることができました。
自分が怖かったことも話せるようになったし、強さが身につきました。
そりゃ人間だし、社会のなかで生きているし誰だって何かしら抱えていることはあるだろうけど、逃げていたって変わらないのよ。
むしろ、よりきつい形で現れるだけ。
それだったら軽傷なうちに自分とちゃんと向き合ってみませんか?
自分の声を大切にしてみませんか?
自分の助けを聞いてあげてみませんか?
自分のネガティブな感情はバロメーターでしかないのよ。
ネガティブな感情と戦ったりなくそうと必死になるんじゃなくて、『私はなぜこんな感情を抱いているんだろう』と自らに問いかけるだけ。
だいたいの原因は、全く役に立たない思い込みに縛られているだけだから。
まずは気付くことから。