今日から本の感想シリーズを開催します。
何をするのかというと、今日から今週は本の感想をひたすらまとめます。
なぜかというと、最近時間ができたので本を読むことで自分の意識を変えていこうと思っています。
読むだけでなく文章でアウトプットすることで、より本の理解ができるのではと思いまとめていきます。
本日紹介の本は『具体と抽象 世界が変わって見える知性のしくみ』です。
他の人のブログを読んでいたら、この本がおすすめされていたので読んでみたのがきっかけです。
私がこの本を読んで、今までぼやっと感じていたけどよくわからなったことをまとめてくれた!と思いました。
具体的に、どういうことかというと、今まで『なぜこの人はいまこの行動をするんだろう』『なぜこれがわからないんだろう』と思っていた理由がわかりました。
それは私に『具体と抽象』という尺度が足りなかったからです。
例えば、会社を作るときのコンセプトを決めるときは多数決はいりません。
少数で決めたほうが唯一無二のコンセプトになる場合が多く、大人数で多数決をするとありふれたコンセプトにしかならないからです。
これはとても抽象度の高い作業になります。
なぜかというと、このコンセプト次第でどのような事業展開をするのか、どのような従業員を雇うのかなど、会社のすべてが決まると言っても過言ではないからです。
一方、抽象度の低い作業はアルバイトでもできるような全て決められていて変更の余地が少ない作業です。
抽象度の低い作業は、効率化が必要であったり多くの人が納得して組織で取り組むことが必要であったりするため、多数決が有効になります。
人によって自由度の好みも違います。
『あれやっておいて。例えばこんな感じに。』と指示した場合、自由度が低いほうが好きな場合は例えの通りに仕事をする、自由度の高いほうが自由にやることを楽しんで仕事をするといったように、人によって様々です。
低い自由度が好きな人が高い自由度が好きな人に仕事を依頼すると窮屈でやりにくい。
高い自由度が好きな人が低い自由度が好きな人に仕事を依頼すると漠然としすぎてわからない
このようなことは誰もが思い当たる節があると思います。
ちなみに高い自由度が好きな人は抽象と具体を行き来している人です。
低い自由度が好きな人は具体で留まっています。
この本ではピラミッドの上側が抽象、下側の広がっている方が具体です。
なぜかというと、抽象がわかる人は具体もわかりますが、具体しかわからない人は抽象の世界は見えません。
アルバイトしかしたことがない人が、社長の目線がわからないことと同じです。
私は、抽象度の高い目線で物事を見ることを勉強したいと思いました。
アルバイトが社長目線で売上やコストカット、集客、客層観察し、仕事に活かしたらめちゃめちゃ使えるアルバイトになりそうじゃないですか?
そんな感じです。
仕事の対人関係で悩みを抱える方には特におすすめ。
わかりあえないと思っている人のことを少しは理解できるかもしれません。
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