最近印象に残ったことが、この『エネルギーの枯渇』という言葉です。
『エネルギー』よく聞く言葉ですが、改めて調べると力学的エネルギー、熱エネルギー、位置エネルギーなどたくさんあります。
ウィキペディアには、このような記載がありました。
物理学において、エネルギー(独: Energie)またはエナジー(英: energy)は、仕事をすることのできる能力のことを指す。物体や系が持っている仕事をする能力の総称。
『仕事をすることのできる能力』という抽象度の高い概念の言葉だからこそ、多岐に渡って使われている言葉になっていることがよくわかります。
物理学から派生したエネルギーの概念もウィキペディアに記載されていたので下に引用しました。
物事をなしとげる気力・活力のこと。活動の源として体内に保持する力。
エネルギー資源のこと。 → エネルギー資源
生物がもつ食物に由来する熱量の形でのエネルギー[要出典]。 → 生理的熱量
「エネルギー」という用語の、非科学的な用法。オカルト的な「エネルギー」。 → エネルギー (オカルト)、波動 (オカルト)、永久機関。
たしかに、物理学だけでなく人が食べ物を食べたときもエネルギー摂取をする、運動するとエネルギーを消費するといったこともよく聞かれます。
多岐に渡って使われているエネルギーですが、今回私が取り上げたいことが、心のエネルギーのことです。
これを考えるきっかけになった話がこちら。
普通に会社に行って働いていると、自分を棚に上げて他人を悪く言う人が多い。
あの人がこうで最悪とか言うけど、自分はどれだけ完璧なんですか?って言いたくなるよね。
なぜ他人を悪く言うかというと、他人を否定して下げることで自分は大丈夫だと思わないといけないくらいエネルギーが枯渇している状態だからだよ。
少し簡単にまとめていますが、この話を聞いて思い当たることがたくさんありました。
自分のことも、周りのことも。
私も仕事していて、自分がミスすることもたくさんあるのに、人に対しての文句をたくさん言っていました。
文句を言っている人もたくさん見ました。
心のエネルギーについて私が1番わかりやすいと思うことが掃除をしたくなるかどうかです。
掃除をしたくなるとき、掃除をしないとき、これが心のエネルギーがあるかないかのバロメーターとしています。
(私はしばらく一人暮らしをして、掃除は義務ではなく自分の裁量で決められます。)
気分が落ち込んでいたり、忙しくて身体的にキツイときは心も疲れていたりすると掃除をしている場合じゃないとなります。
また、たとえ時間があったとしてもやる気が無いとひたすらダラダラスマホを見たり、海外ドラマを見たり、なにか食べていたりと掃除をする気分にはなれません。
心身共に元気だと、家をきれいにしようと心から思えるようになります。
どうしたら心のエネルギーが増えるのか。
それは環境を変えること、付き合う人を変えること。
例えば、目的を持って生きている人が目的を持たずにいる人の中にいたら、それは否定されるしやっかみもあるだろうし、それは心も削られる。
環境や付き合う人を変えることは自分のコントロールできる範囲だと思う。
この話を聞いて思ったことが、文句を言う人の傾向として、文句は言うけど改善しようと行動にうつさない人が多いです。
アドバイスをしても、『でも』『無理』など行動する前から否定する人が多く、何を言いたいかというと人に期待しても無意味だということです。
人を変えようとする無駄な努力で削られるくらいなら、自分から離れるしかありません。
もし、思い当たることがあれば思い切って環境を変えることも選択肢のひとつかと思います。
逆に、エネルギーで溢れている場所は絶対に離さないようにしましょう。
私のエネルギーで溢れている場所の基準はおだやか、思いやりがある、否定をしない、個性を認める、悪口を言わない。
思いついたのはこんな感じです。
エネルギーが枯渇しているのに、いきなりそういう場所に行くと『居心地が悪いな…』と思うこともあるかもしれません。
自分もその環境にいれば自然と自分が染まってくると思うので、いい環境を見つけたら勇気を持って入って居座る、これをおすすめします。