大人の部活

日本の経済を動かしてきたような方を見てわかったこと お金持ちと精神性の高さ

私自身、お金のことについて真剣に考えることがありませんでした。

私立に進学できる家庭で、奨学金を借りることもなく、大学生の頃2回クレジットカードの支払いに間に合わなくて困ったことはあったけど3ヶ月後にはなんとかなって、お金に切羽詰まった状況になったことがありません。

実家も東京で、内定取り消し食らってニートになっても実家にいて飲みに行ったりもしていて、困ることはあっても生死にかかわるような状況もなければ、お金のせいで諦めたことがあっても旅行やライブなどの娯楽くらいです。

根拠のない自信で、お金に困ることは一生ないと思っています。

『なんとかなるからいっか』という認識でしかない、むしろお金あっても幸せになるとは限らないしお金は置いておいて、それよりも哲学を勉強したり実践したりすることで、どんな状況でも幸せになれるような精神性が大切だからそっちを手に入れようと思っていました。

自分の中で、お金持ち=精神性の高い人という考え方、物の見方がありませんでした。

正確には、中には精神性が高いお金持ちの人もいるということは本を読んでなんとなく知っていましたが、いまいち実感がなく『へー、そーなんだ』という感覚でいました。

大学で、100年企業の共通点『社会貢献している』『社員を大切にしている』『企業理念がある』を学びました。

私が思うあるべき企業の姿は、『社会が抱えている問題や人々が抱えている問題を解決することで、それに見合った対価をいただくことで経営を存続させる。その問題解決をするために企業が存在するという明確な企業理念も持っている。社員の問題すら解決できない企業は社会や人々の問題解決もできないし、社員の満足度を上げることで結果として社会や人々に貢献できる。』このような姿です。

社会貢献というとボランティアのイメージや企業理念をとりあえず掲げている企業もたくさんあるので、私のイメージが伝わればいいなと思いまとめてみました。

これが本質だと思い、就職活動でも社会貢献を企業理念とした一本筋が通っているような企業に就職しようと思うも、私が就職活動で見た企業はそんなところゼロでした。

あったとしても、企業当初は社会の問題解決のためであっても、経営が長く続くことで企業理念の変更が何回かあり徐々に形骸化してしまったようでした。

紆余曲折ありつつもとりあえず就職しましたが、目先の仕事や業界の将来、取引先については考えていても社会貢献という意識はほとんどありませんでした。

そのような環境で生活していて、『私の考えは間違っているのかな、結局企業存続のためにはお金も必要だし、理想論では世の中では通用しないのかな』と思うようになっていました。

最近は、日本の経済を動かすレベルの本当のお金持ちのお話しを聞けることが増えてきて、そのレベルで稼ぎ続けている人は理想論を実践して長く必要とされるから稼げるのであると確信しました。

もちろん、貢献という理想論をもって実践するだけでなく、チャンスをつかみ取る運など様々な要因があると思います。

普通に生きていて話を聞くこともないだろう方々のお話しを聞けたからこそ、実感を持つことができました。

『勝ち組の頭の中は宇宙だ』と言われても!?となる方がほとんどだと思います。

それでも日本の経済を動かしてきた方が本気で話しているとそうなんだろうなという説得力があります。

ちなみに、勝ち組の頭の中は宇宙だという私の解釈はそれだけ抽象度が高いものの捉え方をしていることを表現したのかなと思います。

地域→日本→アジア→世界→地球→宇宙と見えていること、考えていることのスケールがとてつもなく大きいと思います。

知識がないとスケールの大きいことは考えられないので、知識もありなおかつ抽象度の高い頭なんだろうなと解釈しています。

私の頭の中は宇宙ではないので、気づいてないこともたくさんあるかと思いますが、現状での私の解釈をまとめました。

話は逸れましたが、お金持ちだからといって精神性が低いかというとむしろ逆だったことを確信することができました。

資本主義社会の日本で、自由に経済活動ができて自由な生活ができることはとても幸運なことだと私は思います。

宗教を極めるといった方の場合は、豊かな生活が邪魔で釈迦のように手放す対象になるかもしれませんが、多くの方はそうではないかと思います。

精神性を高めることとお金持ちが両立する、これは私の中で大きな発見でした。