感情に振り回されていいことはひとつもありません。
例えば、怒りで周りが見えなくなったり冷静な判断を阻害したり、焦ってミスをする、誰かに八つ当たりをするなどと不都合なことばかりです。
私も仕事をする場合や人付き合いにおいても、感情に振り回されないということの大切さに気づいてからは特に気を付けていました。
どう気を付けるかというと、『事実のみを見る』です。
雨で遠足が中止になって悲しいということがあったら、事実は雨で遠足が中止になった、悲しいというのは自分がどう感じたかという感情にすぎません。
事実と感情の区別がつかないと悲しいという自分の感情にばかりフォーカスしてしまいます。
人間である以上悲しいという感情は仕方ありません。
しかし、たいていの場合は悲しんでもどうにかなる問題ではない場合がほどんどであり、過去を変えることもできません。
まずは事実と感情を分けて認識すること『自分はいま悲しいと感じている』と認めることからスタートです。
自分のドロドロした感情も認めること、認識すると消えますが認識しないまま蓋をしていると一生消えません。
この作業を効率的にするチャンスが、自分が嫌だと感じた出来事に遭遇した時です。
嫌だと感じたときほど、自分が蓋していた感情を見つめるチャンスと捉えると負の感情だけでなく別の側面が見えてきます。
前置きが長くなりましたが、今日嫌だと感じる出来事があったので、それを書くための前置きでした。
今日は私、同僚、先方の3人で9:00からZOOMで打ち合わせを予定していました。
私と同僚は待機していましたが先方が入らず、電話してもつながりません。
この時点では、『先方が日程を勘違いしていたのかな』と思い、たいして気にしていませんでした。
9:15頃に先方から同僚あてにメールが入っておりこのような内容でした。
『副業の対応をしていて外出していました。13:00頃には戻るので対応可能です。着替える時間がなく申し訳ありませんがスーツでなくてもよろしいでしょうか。』
私がまず思ったことは『10:00~のZOOMに無断欠席したことの謝罪が先では?』とイライラしました。
先方も急いでいて、謝る余裕がないほど忘れていたのかなとも思いますが、社会人としてどうなのかなと思いました。
①遅れる可能性をわかっていたら、遅れるかもしれないことを事前に伝えるべきでは?
②急なことで遅れるとしても、遅れると判明した時点で事前に連絡するべきでは?
③本当に想定外の出来事でこれらができなかったとしても、第一声は謝罪では?
この3つが引っかかっていました。
ここで思い出したことは『感情に振り回されない』ということです。
私が日本で社会人として一般常識だと思っていることでも、海外に行ったらもっとルーズな国もある、私の常識に当てはめて相手に期待をしてしまったからイライラしていると気づきました。
相手に期待しないということは感情に振り回されない上で重要なことです。
相手に期待するから期待通りのことが起こらなかったときに負の感情が生まれます。
時間を守らない今回の行動に関しては事実から考えて『この人は先の予測が苦手かも、ひとつのことに集中しがちでマルチタスクが苦手かも』などの予測をして、必要以上に振り回されないようにしようとは思います。
今回の学習は、必要以上に自分の常識を人に押し付けてもいいことがない、事実ベースで判断しよう、この2つです。
嫌なことがあったときには、感情にフォーカスするのではなく、なぜそう感じるのかということにフォーカスすることをおすすめします。