OPINION

『キャリア』という言葉が好きではない理由

タイトル通り、私は『キャリア』『キャリアアップ』という言葉が好きではなくあまり使いません。

私の感覚ではとても違和感がある言葉ですが、漠然とした感覚について掘り下げてみたいと思います。

キャリア
職業・技能上の経験。経歴。

キャリアアップ
より高い資格・能力を身につけること。経歴を高めること。「キャリアアップを目指して転職する」

※引用元:goo辞書

すでにゲシュタルト崩壊起こしそうなため、今後は使用を控えたいと思います。

意味を調べて考えたことは、これが全てだと思っている人や、他の選択肢を考えない世の中に違和感があるのかなと思いました。

もちろん仕事で必要なスキルや資格があるに越したことはないし、有用な手段のひとつであると思います。

『やりたいことや目標はないけど、とりあえず何かをはじめたい』という人であればキャリアアップを目標にすることもいいと思います。

ですが、『それが全てではない』というのが私の考えです。

例えば、『仏門で3年間修行します』となった場合、会社から『キャリアアップになるので研修費用を負担します』とは日本の一般的な企業ではならないかと思います。

雑念を取り除く力やどのように世界が変化しても自分は平和でいられる力など、様々な能力が身につけられ仕事にもいい影響があるかもしれません。

今の日本社会のキャリアという考え方に、精神修行の項目がないことはただの一例にすぎませんが、何を伝えたいかというと『日本のテンプレート人生に則った考え方でしかない』ということです。

テンプレート人生とは、給料を増やすことや社会的立場が上になることが人生の成功であるという一般的な考え方を伝えたくて私が勝手に考えました。

会社で結果を残す、もしくは起業して給料をあげようという考えの否定ではなく、今ある世の中の評価軸以外の選択肢も一般的になればいいなということを言いたいです。

『スキル』は自分の技術や能力であり手段という考え方の言葉であるため違和感はありませんが、『キャリア』となると今の日本社会で必要とされるスキルをもとに人生を決めつけられる気がして違和感があります。

私の場合、一般的なキャリアアップはしていないけど、私は常に今が1番楽しいと思っているし常に自分の最高を更新していると感じています。

世間一般のキャリアアップ以外にも世の中大切なことってたくさんあるのではないでしょうか。