今日は人生どん底時代を思い出して久々に泣きました(笑)
私の場合、一般的な人生とは少し違った経験をしてきたように思います。
大学までは普通でしたが、就職活動で当時音楽が好きだったことからどうしても好きな音楽やライブにかかわる仕事をしたいと思い就職活動をしました。
私のような人が大勢いる音楽業界は人気です。
全然思うようにいかなかったのですが、『絶対やる、やり続けるよりも諦めて後悔するほうが辛い、だから絶対やる』と思い音楽やライブという好きなことにかかわる仕事ということだけはブレずに続けました。
どんどん周りは就職先が決まっていくし、求人も少なくなってきて焦りもあった、このまま決まらないんじゃないかと悩んで、ほぼ毎日泣きながら帰り道を歩いていました。
募集も出していないMVの作成をしている会社のサイトの問い合わせから急に働きたいですという内容を送ったことがきっかけとなり、そこで働くことになりました。
設立してから3年くらいの小さい会社で私はインターンという名目で交通費しかもらわずに、内定から3月まで半年ほどずっと働いていました。
なんなら、撮影に必要なちょっとした小物を買った金額とか精算できていないものもありました。
今思うと奴隷ですね(笑)
お金ももらっていないけどロケ地探しや撮影交渉、撮影の段取りなどやることは多いし、お金も別で稼がないといけなかったので、1日平均2時間睡眠で過ごしたこともありました。
電車で移動しても立ったまま寝てしまい、膝がガクってなって起きて、またガクってなって起きてを繰り返して席を譲られたこともありました。
(半分以上寝ていて譲られたことも記憶が曖昧でした)
仕事は楽しかったけどこんな生活をずっと続けるのかと思うと将来不安しかなく、こっそりほかの会社の面接を受けるようになりました。
私の不信感みたいなものが伝わったのか、あれだけこき使われたにも関わらず、3月末に内定取り消しになりました。
正直、内定取り消しになってほっとした気持ちのほうが大きかったです。
ですが、言われたときは本当に悲しかったし、今までどんなに怒られても人前で泣いたことはなかったんですが、このときばかりは抑えきれず会社の人の前でめちゃくちゃ泣きました。
帰り道もずっと泣いてました。
そのあとは、まさかの4/1からニート。
もう、死ぬほど働いたので、死ぬほど寝てだらだらして気が向いたときに就職活動をしたら、一週間で前職の仕事が見つかって3年半以上働いたという感じでございました。
ここまで書くのにも、思い出して泣きました(笑)
まあしんどかったですよね。
この経験があったので、給料をもらえることが当たり前でないことは身をもって体感しました。
前職は普通のしっかりした会社だったので、入社してPCが割り当てられていて文房具も用意されていること、何していいかわからなかった私に優しく声をかけてくれた人がいたこと、なんの役にもたっていないのに初月から給与が入ること、普通の人が当たり前に感じるようなことも私にとっては感動しかなかったです。
こういう経験があったので、ジャンプみたいなストーリーが好きで、ハンデがあって周りから何言われても自分の信念を貫いて努力している姿に共感しかないんですよね。
振り返って、内定取り消しのときが人生一番泣いたかなと思いましたが、これは一番ではなかったです。
もっとどん底だったのかというと性質が違ったので一概には比べられないですが、精神が崩壊しかけるとはこういうことかと思った出来事とこのMVの会社関係のアフターストーリー的な感じの出来事の2つが頭にでてきました。
一番はなんだったのかと言われたら精神が崩壊しかけて感情のコントロールが不能になったときでした。
ここについては後日気が向いたらまとめてみたいと思います。
この時代を思うと、今はやりたいことがあってそれを達成するための手段もあって、質の高い人に囲まれていて、本当に恵まれているなと思います。
今思うと移住してからしんどくて泣くことがなくなりました。
今までは、『就職するのが当たり前』のように周りに流されて何にも挑戦せずにいたからこそ自分が本当は何をやりたいのかもわからず、本来歩むべき人生からずれていたから辛かったのかなと改めて思いました。
周りの状況も変わるので今のやりたいことが今後もずっと続くのかというとそうではないと思います。
でも、心から実現したいことがあってそれに向かってやることをやっていれば、必然的に同じように志のある人が集まってきて、より楽しい人生になるんだなということは、今、身をもって体感しています。
抽象的な話になるので、ここから先はわかる人、わからない人がいるかと思いますが、人生流れにのってしまうとすごく楽です。
川も流れに身を任せれば勝手に流れていくし、必要なことは方向性を自分で決めて、方向修正しながら流れにのるだけ。
『働かないと生活できない』『就活が当たり前』『お金のためならやりたくないことをやっても仕方ない』など自分本来の思いや感情を無視して周りの意見を取り入れてばかりいると、自分の方向性をキャッチできなくなりわけわからない方向に進もうとするわけです。
たいてい、流れに逆らってしまうからしんどい思いを抱えることになります。
なぜ、例に出したような周りの意見が流れに逆らうことになるのかというと『サラリーマンになるために生まれたんですか?』この一言ではっとする人も多いのではないかと思います。
周りの常識に流されて、無意識のうちに制限をかけています。
『次の仕事をどうしようか』『給料でどうやっていくのか』『起業はすごい人がするものだ』など。
制限のかかった状態が当たり前になっているので、自分の本当の願望をキャッチすることはすごく難しいです。
少しずつでも『本当はなにがしたいのか』『どういう状況で過ごせたら幸せを感じるのか』『お金や時間が自由な世界線にいけたら何をしたいのか』をひたすら考えて頭に理想を思い描くことで、徐々に見えてくるのではないでしょうか。
理想が明確になって、それが心から実現したいことであれば、あとは勝手に体が動いて、必要な情報もキャッチできるようになります。
難しいことのように思えるかもしれませんが、常識が遠ざけていた自分の心からの願望に一歩ずつ歩み寄っていくだけです。
人によっては思い込みが強く時間がかかる人もいるかもしれませんが、すべて自分の中に答えがあるので続けていればいつかは必ずたどり着けます。
インターンという名の奴隷時代を経て、泣きながら仕事をしていた私でも自分の願望に近づいているので誰でもできることです。
今の人生を変えたいと思っている人は、まずはどう変えたいのかを明確にして、それさえできれば必要なとき必要なタイミングで必要な情報が入ってくるので、あとはチャンスを掴むだけ。
コーチングっぽい話になりましたが、ここらへんで終わりにしようと思います!