今では、初対面の方でも普通に会話できますが、子供の頃は人見知りでした。
友達の中に入れず、ひとりで端にいるような子供でした。
私なりにどう人見知りを克服して、コミュニケーション能力を身に着けたのかをお伝えしたいと思います。
私の1番の転機はスポーツジムでインストラクターのアルバイトを始めたことです。
それまでも、普通に人と会話することはできましたが、自分から人に話しかけるのとは苦手だったり人と話すときの表情まで気にしていなかったりと、人当たりはそこまで良くなかったと思います。
アルバイトを始めると、初めてきたお客様にこちらから話しかけてマシンの使い方を教えたり、レッスンも担当していたりしました。
初めはわからなかったのですが、少し勤めるとアルバイトや社員の先輩がスタッフルームの中とインストラクターをしているときでテンションや笑顔が違うことに気付きました。
『働いている時はインストラクターという役になりきっている、インストラクターとして明るく働いている方々もいつもそうなのではなく、仕事のときは仕事として演じているんだ』と実感しました。
この気付きがあったことも要因のひとつですが、レッスンを自分で持ったことで笑顔で接することをしないといけない状況だと、自然とできるようになってきました。
自分でレッスンを持つと、動員の少ないレッスンにはしたくなかったので、『どうすれば継続してきてもらえるか』『楽しんで帰ってもらうにはどうしたらいいのか』考えると、自然と大きい声で聞き取りやすいように話す、お客様も笑顔になるくらいの笑顔で自分も話すという、基本だけどとても大切なことをするようになってきました。
あとは、演じている人を近くで見て実感したことで、演じることができるようになったと思います。
何が言いたいかというと、コミュニケーションに自信がなくても少し求められるレベルが高いところにいると自然と自分も染まってきます。
あまりにもかけ離れた環境に行ってしまうと、居心地が悪く続かないと思うので、『できるかな…?』と少し不安になるくらいの場所に行ってみると、自然と変わっているかもしれません。
スポーツジムで働いていると、体型も気をつけないといけない(不健康そうな人が運動の仕方を教えても説得力がないから)というか、周りが気にしていたので自然と努力しはじめて痩せました。
人の目にふれる環境だと体型や立ち振舞に気を使い始めるということと、体型を気にしている人しかいない環境だと自然と自分も気にするようになるという、『環境で人って変わるんだ』と感じた経験になりました。
特に、初対面の方に感じ良く見せるすべを身に着けることができたのは、私の人生にとってとてもいいことでした。
『人見知りで悩んでいて、本気で自分を変えたい』と思っている人はスポーツジムなどのコミュニケーション能力を必要とされる環境に飛び込んでみてください。
もっと本気の方は、人前に出る仕事をおすすめします。
自分の見られ方を意識するので振る舞いも変わってきます。
人見知りに関わらず、『自分を変えたい』と思っている人は、なりたい自分に近い人が大勢いる環境に見を置くことをおすすめします。