私も生きづらさを感じるひとりだったこともあり、なんとなく読んでみました。
生きづらいというところに関しては、ありのままの自分でいると人と衝突したり人間関係でうまくいかなかったり、『優しくしなさい』『仲良くしなさい』など言われてきた経験から、『そのままでいたらいけないんだ』と無意識で思うようになりました。
時間をかけてなんとなく馴染めるようにはなったけど、本当の自分は奥に押し込まれてしまい、よくわからなくなってしまいました。
これが私が感じている生きづらさであり、今は本当の自分を奥から引っ張り出そうとしています。
この本を読んで印象的だったことは『仮面をかぶって生きている』という表現です。
私の場合は、そのままでは受け入れてもらえなかったから、当たり障りなく人と話せるような仮面をかぶることを身に着けました。
そのおかげで生きやすくなったことは事実ですが、自分の考えが人と違うことが多い、理解されにくいことから人に話すことは少なく、当たり障りない対応ばかりしていたら、段々と本当の自分がわからなくなってしまいました。
『どうしたいのか』『どういう価値観、考えを持っているのか』など自分の思いと周囲や社会が正しいとしていることが混ざってしまい、そして混ざっていることにも気づいていませんでした。
最近、まず仮面を自覚すること、そして本当の自分を認めることに注力しています。
この本でも、まずは仮面をかぶっていることを自覚することが大切だと書かれています。
仮面が悪いわけではなく、生きるために必要なことだったというだけです。
仮面をかぶっていることを自覚して、仮面をかぶる前のことを思い出す、そして自由自在になろうということが書かれているのですが、表現がわかりやすい。
そして、人生の振り返りなど簡単にできるワークもあり実践的です。
読みやすい文章なこともあり、『生きづらいな』と思うことがあるひとは読んでみてもいいと思います。
“地球で「生きづらいなぁ」と思ったら読む本”(オレンジャー 著)
こちらから無料で読み始められます: https://a.co/dEVZhvh