LIFE

日々、当たり前のことへの感謝

私は最近の話ですが、ありがたい1日だったと感謝することが、ここ1,2ヶ月でとても増えました。

以前はないことに目を向けることが多く、また頭では日本で生きているだけ恵まれていると思っていても、しんどいことばかりに目を向けることばかりで、心から感謝したことが少なかったように思います。

『もっとお金があったら』『もっと時間があったら』『もっとスタイルが良くて美人だったら』と不毛だとわかってはいるけど、ついつい考えてしまうこともありました。

感謝について私なりに思うことや感じたことをまとめたいと思います。

私の持論ですが、感謝とは経験をして実感を持たないと感じられない感覚なのかな思います。

これだけだとよくわからないと思うので、ここから詳しく説明するのでご安心ください。

高校生の頃は、『日本が恵まれている、毎日食事があって、家があって、水があるということが世界全体で見ると当たり前でないことはわかっている。でも、その人達にはわからない精神的な苦しみが私にはあるから恵まれていると言われても関係ない。』このように思っていました。

だから、人から聞いた知識やテレビで見た、そんな話をいくら聞いても心から今の環境に感謝したことが高校生くらいまではありませんでした。

そんな価値観が徐々に崩れていったのは海外旅行に行ったことがひとつの大きな要因だと思います。

海外に行くと、お湯が出ることが当たり前でない、安くておいしい外食のお店が当たり前ではない、雨風しのげる家が当たり前ではない、このような経験を目で見て肌で体感しました。

体調を崩してから、ケガしてから普段の健康が急にありがたく感じるなど、本当になくなった経験がないとわからないことがたくさんあるんだと思います。

変化のない日常をずっと過ごしていたら、周りにも同じような人とばかりいることが多くなってしまい、自分の常識を超える経験がなかなかできません。
(変化のない日常でも、日々小さな発見を積み重ねて楽しんでいるいる人もいるかもしれませんが、かなりの少数派かと思います。)

ちょっと話は逸れますが、『自分に何が向いているのかわからない』これも同じことです。

口にしてみなきゃ食べ物の好き嫌いがわからないように、経験してみないと何が向いているのか、何が得意かもわかりません。

誘われたら一回はチャレンジしてみる、空き時間で新しいことをしてみる、小さいことからでも少しずつ経験を重ねると見えてくる世界が変わってくるんじゃないかなと思います。

足りない経験をしなくても、日々当たり前の日常に感謝の気持ちを持てることがベストだけど難しい、難しかったら普段と違うことを経験すると変わりやすいよ、というお話しでした。

結局、変えるためには行動するしかなく、もし行動できない…という方がいたら、潔く諦めることをおすすめします。

『行動する余裕がない、気力がない』という方はかなりお疲れなんだと思います。

これ以上自分を追いつめるのではなく、普段がんばっているから思いっきり休もうとひたすら休んでだらだらして好きなことをしてください。

休んだら新しいことに挑戦してみようという気持ちになるかもしれないし、だらだらしているうちにやりたいことがふと思いつくかもしれないし、だらだらと好きなことをしていたら好きなことつながりで活路が見いだせるかもしれない、何が起こるかわかりません。

難しく考えずに、疲れたら休む、少しでもやりたいことがあったらチャレンジしてみる、この繰り返しをしてみることをおすすめします。