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中野善壽さんの本『孤独からはじめよう』の紹介

私がこの本を知ったきっかけは、中野さんの『ぜんぶ、すてれば』という本を読んで中野さんのお人柄がとても印象的で、中野さんことをもっと知りたいと思い『孤独からはじめよう』にたどり着きました。

研ぎ澄まされた直感を頼りに生きて、先のことを考えずに今を生きているという生き様にとても共感しました。

私も、人生において選択を迫られたときは必ず直感に従っています。

そして、この本を読んで存在価値で生きるとはこういうことかと理解することができました。

『リーダーの孤独は、ナルシズム。垣根を取り払い、期待すればいい。』という章で『上司とか部下なんて上下のラベルをつけるのは性に合いません』と上とか下とか考えたこともなく、年齢で判断することもなく、人それぞれにリスペクトできる特徴があると言っています。

そして『ありのままの素で、誰とでも向き合います』という文に中野さんの強さが表れていると思いました。

周囲からの承認を求めていないからこそ、ありのままの素でいることができだれとでも平等に接する方なんだろうなと思い、まさに私が今なろうと思っている姿でした。

中野さんの逸話で大好きな話が、鈴屋で経営に携わる立場を辞めて身一つで台湾へ行った話です。

もともとシンガポールに行く予定でしたが、トランジットの時間が待てずなんとなくでビザを取得し、そのまま台湾に入国しました。

シンガポールに行く予定だったので、知り合いもいなければその日のホテルも予約していないという本当に身一つの状態でしたが、偶然出会った人がホテルを用意してくれて次の日には仕事も決まった強運の持ち主です。

その後も縁がつながり、身一つで再出発したにもかかわらず台湾の財閥系企業の経営に参画することになったというエピソードです。

自分を信じているからこそ、『なんとかなるだろう』と心から信じることができ、自分の望むように生きているのかなと思います。

中野さんのルーティーンで朝のお祈りの時間があるそうです。

感性を研ぎ澄ませるために、朝のお祈りの時間、自分の体をメンテナンスする時間、上質な睡眠のため必ず空腹で寝る、日暮れとともに寝て日の出とともに起きる、毎日2時間の瞑想など欠かさず続けています。

ストイックですよね。

私もできることをやってみようと思い、朝の瞑想を始めました。

早く寝て、朝は目覚ましをセットせずに日の光で目が覚めたら、軽くストレッチをして窓に向かって瞑想をしています。

まだ1週間くらいですが、私にはこの方法があっていたのかまだ続いています。

夜だらだらと過ごしていた時間が、朝の自分と向き合う時間に変わり、とてもいい時間の使い方ができているのではないかなと思います。

簡単な本の紹介でした。