私は、自分や人について考えるとき、レベルで考えることがよくあります。
レベルが近い人と話が合いやすく、レベルが離れると話が合わないため関わることが減ります。
年齢が高くてもレベルが低い人もいれば、同じくらいの年齢でもレベルが高い人もたくさんいると思います。
自分のレベルが上がると周囲の人と話が合わなくなるということや、環境変えたときにここの環境が合わないと感じているときは、レベルが合わないからだという感じです。
皆さんの中でなんとなくイメージはつくと思いますが、具体的に人のレベルってなんだろうと考えてみました。
私にとって、人のレベルとは『いかに感情を切り離して物事を捉えることができるか』だと思いました。
レベルが高いことによるメリットは、生きやすくなることだと考えます。
何か問題にぶつかったとき、様々経験をしてたくさん考えて自分の感情と向き合っているレベルの高い人は、問題の対処がうまいです。
また、究極にレベルが上がっていたら、どんな状況でどんなことがあったとしても動じなくなるため、レベルが高い人ほど穏やかだなと思います。
例えば、レベルの高い上司であれば部下の失敗に対して、部下のことを感情任せに責めることがなくなります。
部下を責めてもメリットがないからです。
責めている時間があれば、問題を対処するための行動をしたり、謝りに行ったりとできることがたくさんあります。
対応が済んだら、何が問題で失敗したのか、どうしたら防ぐことができたのかなど感情論ではなく事実ベースの建設的な話し合いができます。
一方レベルの低い上司であれば、対処しつつも部下を責めたり感情的な態度を取ってしまったり、感情を抑えられない行動があるかと思います。
感情的なことが悪いのではなく、無意識で感情的だとずっと生きにくいままだということです。
『人生がうまく行っているから気分が良くなるのではなく、気分がいいから人生がうまくいく』
本でこの言葉を目にしたのですが、その後の例にはこのようなことが書かれていました。
例えば、素晴らしい景色の場所にドライブで訪れたとします。
素晴らしい景色に感動しますが、同行した友人は気分が悪くなってしまい景色どころではありませんでした。
翌日、友人は元気になり素晴らしい景色を楽しむことができました。
レベルを上げるためには感情を自覚して、なぜ感情的になるのかを自覚すること、また感情に振り回されず一歩引いたところから自分の感情を観察します。
感情的になるのではなく『あ、いま自分怒ったな、何が気に障ったんだろう』などひとつひとつの感情を認識して紐解いていくということです。
私がなぜ、レベルの話をしたかというとよく職場についての話をブログでもしますが、問題を引き起こしているのは自分自身だということを改めてまとめたいと思ったからです。
例えば、もし私のレベルがもっと高ければ、職場で何か面倒なことがあったとしても『こういう考えの人もいるよね』と流すことができたり『こう対応すれば良くなる』と自分の考えを伝えられたりなど、ストレスに感じることはないということです。
そもそも、私のレベルがもっと高ければこの職場で働いていなかったかもしれません。
自分でブログやInstagramの投稿で環境のマイナス面に関して触れているときは、『私のレベルが高ければ気にしないで済んだり上手く対処できていたりするんだろうな』と思うことが多々あります。
引き続きレベル上げしつつも、文句は言います。