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以前の職場にいた自己承認欲求高めおじさんを観察して考えたこと

以前の職場ですが、よくいそうな管理職のおじさんを観察して考えたことをまとめてみたいと思いました。

おじさんは石橋さんとします。

理由は『石橋を叩いて渡るというより、石橋を叩きすぎて壊しそう』と言われていたことを思い出したからです。

そのときの状況としては、石橋さんの管理職研修の適性診断(性格診断のようなテスト)が当たりすぎているとのことで何人かで読んでいたとき、『石橋をたたいて渡るように物事を慎重に進めるタイプです』との結果に対しての上記の発言です。

本人もいたところで笑いながら話しており、陰口ではないのでご安心ください。

石橋さんは、若手が育ってほしいとの思いでいろいろと仕事のことを詳しく教えていました。

『若手の失敗も俺がカバーした』という話も何度か本人から聞いたことがあり、私はひねくれているので『自己承認欲求高めだから褒めておけばいいか』と思い、扱いやすいタイプだなと思っていました。

よくトラブルを起こす年配の社員には、『年配さん、あの件どうなってますか?』、若手で手のかかる問題児社員には『お前あれ終わったの?』など細かく確認していました。

パワハラすれすれの高圧的な態度で確認することが多かったです。

私が、石橋さん観察して思ったことは、周囲の人をできない人扱いすることで、自分の仕事できるという立場、自己承認欲求を満たしたいのではということです。

実は、石橋さんの兄も同じ会社で働いていたことがあり、兄から弟の石橋さんの話を聞いたことがありました。

兄から見て石橋さんは、『兄が取得した資格に落ち続けていて、しかも奥さんに落ちたことを伝えると怒られるから隠している』と兄から直接聞いたことがありました。

会社ではダメな社員をカバーしたり新人に積極的に教えたりするいい上司をしているようですが、付き合いの長い兄との関係だと石橋さんはずっとダメ社員の立場で過ごしていたようです。

石橋さんからすると、本気で年配社員や問題児社員をどう扱おうか悩んでいたようですが、私の見方だと石橋さん自身が自分の仕事できる立場を守りたいという無意識的な自己承認欲求から、その状況をつくりだしたのではないかと思いました。

自分自身の仕事できる立場を守りたいという自己承認欲求が解消できれば、年配社員や問題児社員にそこまで頭を抱えることもなくなるのではないでしょうか。

どうすれば、自己承認欲求を解消できるのかというところですが難解です。

私の考えとしては、まずは自己承認欲求を知ること、気づくことです。

気づかないことを無くすことはできません。

どうすれば気づけるのか。

イライラしたことや感情が揺さぶられたことに目を向け、なぜイライラしたのか、自分も過去に同じような行動をしていないかなど思い返します。

イライラなどの感情は修正箇所の目安になるという考えが近いかと思います。

気づかないまま過ごしていると一生同じことに困り続けるのではないでしょうか。

石橋さん観察の結果

困った環境は自分の無意識的な欲求が原因ではないか

 

ここからは余談です。

私が石橋さんと接してイライラした(イライラどころではなく二度と会話したくないと思いました)ことが一度ありました。

理由は、おそらく石橋さんが忘れていた仕事のミスを私のせいにされたことです。

話を通さないといけない事案Aがあり、当時直属の上司だった石橋さんや一緒に仕事をしていた先輩さんに相談していました。

石橋さんと先輩さんには許可をもらって進めていました。

ある日、石橋さんと部長さん(石橋さんの上司)となにやら話し込んでいました。

その直後、部長さんに呼び出され『勝手に事案Aを進められても困る、誰かに相談したのか』と詰められました。

私は戸惑いましたが、『石橋さんが部長さんに話を通しておらず、部長さんに呼び出された。困った石橋さんは知らないふりをして私にミスをなすりつけた。』と推測しました。

普段であれば石橋さんも自分のミスを認めていたかもしれませんが、当時私は退職することが決まっており『どうせ辞めるしいいだろう』と思ったのではないでしょうか。

私も退職するし、ここで自分がミスを被れば丸く収まると思い極力話さずにいたため、私のミスだという結論で終わりました。

その時は、私が我慢すればいいと思いましたが、その後も思い出してはイライラしており、正直に話せばよかったと後悔しました。

あれだけ周囲の人が仕事できない、ミスもカバーしてやったと話していた人が、人にミスを擦り付けるとか本当に人としての器が小さい。

そんな人のために私が我慢することなかったんじゃないか。

このようなことをしばらく考えていました。

この出来事に対してイライラしたことも、元を辿ると私自身の問題かと思いますが消化はできていません。

ですが、今回記事にしてみて嫌な出来事も役に立ったなと思うことができました。

今回の文章量の多さは私の石橋さんに対する否定的感情の量です。

私もいろいろと思い返してみて、この否定的感情も消化できたらいいなと思います。