子どもたちが裏山に遊びに行くということで、同行させてもらいました。
上はダウン、下はスキーウェアに長靴という格好で行きました。
行く前はスキーウェアの方がいいかもだけど、スキーウェア赤いから目立つし嫌だなと思っていました。
結局、上は黒いダウンだしとりあえずスキーウェアを着ていこうと思いましたが、スキーウェアで大正解でした。
集合して子どもたちと一緒に裏山に向かいます。
さっそく、雪が膝まで積もっているところをみんなでざくざくと歩いていきます。
この時点で、『あっぶなー、スキーウェアにしておいてよかったー』と思いました。
雪が積もっている場所をぬけ、道路を20分ほど歩くと裏山に到着。
注意事項を聞いて、みんなで裏山を登っていきます。
結構急なところもありますが子どもたちはもちろん、引率の先生も一緒に登っていきます。
開けた場所に出たらあとは自由時間です。
雪だるまを作っている子どももいれば、バケツに雪をつめてひっくり返しケーキに見立てて盛り付けていく子ども、雪玉をひたすら重ねている子どももいました。
子どもたちの自由な発想や自由な遊び方を見て、いっしょに体験して久しぶりに『遊んだ』と思いました。
普段遊ぶというと、ご飯に行く、映画に行く、買い物に行くなど決められた行動をすることが多いです。
本来『遊ぶ』って、体ひとつと少しの道具で自由に楽しむものであったことを思い出しました。
大人になるにつれて、経験や過去も積み重なってきます。
もちろんいいことではありますが、子どものような自由な発想や挑戦することを諦めてしまいがちです。
とても印象的だったことが、子供が急な雪の積もった斜面を登って、滑り台のように滑り降りる遊びをしていました。
急な斜面に足を滑らせながらも、笹を掴んで登っている様子を見て、近くにいた子どもに『すごいね、私はできないかも…』と言いました。
するとその子に『なんで?』とひと言と聞かれます。
『あれ?たしかに、なんで登れないと思ったんだろう』と思いました。
『過去にやったことがなくても今挑戦したら登れるのでは?』と思い、その子どもといっしょに登りました。
身軽な子どもより少し遅れましたが、なんとかみんなが滑っているところまで登りました。
あとは滑り降りるだけですが、『途中石があってお尻をぶつけるのではないか、カメラが壊れないか』心配はありましたが、子どものあとに滑り降りました。
怖くてところどころ止まってしまいましたが、下まで滑り降りることができました。
もしかしたら、『前できなかったからできない』『やったことないからできない』と無意識で自分の可能性をセーブしていることがたくさんあるのかもしれないと強く思った出来事でした。
『無理』『できない』と思ったとき、自分に『なんで?』と問いかけたら、もしかしたらできることもあるかもしれないと、ひとつ勉強になりました。
半日、子どもたちといっしょに遊んでいたので、終わったあとは疲れて目が閉じかけていましたが、とても楽しい貴重な体験でした。
裏山があって遊び回っている子どもを見て、貴重な環境がこれからも続いたらいいなと思いました。