タイトルの通り、田舎には名産や名物はあるものだと思い、移住前に『僻地にはどんなおいしい食べ物があるのかな』とワクワクしながら調べていました。
移住後3ヶ月経過しましたが、わかったことは『すべての田舎に名産、名物があるわけではない』ということです。
そろそろ、東京の友人、知人に移住先のおいしい食べ物やお酒を送りたいと思いましたが、僻地から送ろうと思う物は何も思いつきません。
僻地の周辺地域には名物や名産があり、そこまで行くか、もしくはネットでも注文できるそうです。
実際に見て選びたいので、周辺地域まで車で行ってみようと思います。
僻地に引っ越してからわかったことは、名産、名物を作ろうと力を入れている地域じゃないと名産や名物は発展しないということです。
地域として名物を作ろうという動きがないと名物はないままとなってしまい、僻地はそのような地域のひとつです。
僻地については、今まで名産や名物を作ろうと個人で頑張っている人はいますが、個人だと限界があり喜んでもらえるような名物にまで成長していないのかなというのが私の見解です。
ここまで書いて気づいたことは、私なりの名産と名物の区別、名産と名物が定着するためには何が必要なのか整理できました。
名産は原材料、名物は加工品として私は考えました。
まず、名産の原材料を地域として生産できる体制を整え発展させる、その後流通したりお土産として持って帰ったりしても日持ちするような名物を作る。
なんとなくで名産、名物と書きましたが、このような区分けができそうだなと思いました。
有名な北海道十勝でいうと名産は牛乳、名物はチーズ、アイスクリームなどです。
地域で意志形成や合意をして名産を作ったパターンもあれば、気候や土地から自然と同じような種類の農業を行い成り行きで名産となったパターンもあるかもしれません。
名産はあっても、その特徴のアピールや名産を加工して付加価値をつける商品開発がなければ名物を作ることはできません。
名物ができても、認知されなければ定着せずに廃れてしまいます。
このように力を入れている地域でないと、地域の顔として売り出せるような名物を作ることは難しいです。
知っている田舎は名物が有名なところばかりで、田舎は名物があるものだと思っていましたが、どうやら違ったようです。
名物が有名でないと、知られないため当然といえば当然かもしれません。
皆様が知っている名物は、裏でたくさんの人の努力があったからできたということを知ってもらえたらなと思いました。
(たまには的はずれな名物やアピールもあるかもしれませんが、名物を作ろうと努力している場所であることは間違いないので温かく見守りましょう)