潜在意識と顕在意識という概念との出会いは、大学の哲学の授業で知りました。
その時は、氷山に例えられていました。
海面から出て見える範囲は氷山のごく一部にすぎず、大半は海面の下に埋もれている。
顕在意識は我々が認識できる範囲の意識で、氷山で言うところの海面から出ている見える範囲にすぎない。
潜在意識は氷山で言う海面の下の見えない部分のことで、我々は認識できないが意識の大半を占めている部分となっています。
こちらに詳しく記載されているので、興味ある方は見てみてください。
潜在意識があるから、脳を使って指示を出さなくても呼吸してくれているし、食べ物を消化してくれているし、歩いたり走ったりなど慣れた動作を考えなくてもスムーズに行うことができます。
あるとき、顕在意識が指示を出して、潜在意識がその通りに動く、顕在意識は方向性を決めるために認識できるようになっていると知り、なんとなく頭に残っていました。
今日、自転車に乗っていてひらめいたことが、自転車も車も乗っているときも遠くを見ながら運転しないといけないということです。
自転車も車も運転しているとき、下や近いところばかり見ていると視野が狭くなりとても危険です。
そのため、近いところではなく行きたい方向を見ていますよね。
行きたい方向を見ていると自然とそちらに向かっていきます。
何を言いたいのかと言うと、行きたい方向を見ている意識が顕在意識で、勝手に自転車をこいでくれている体が潜在意識だということです。
自転車でも下や近いところばかり見ていたら転びそうになるし、周囲の危険にも気づくことができません。
これは、人生においても同じではないかというのが今日の発見です。
将来行きたい方向を見ていれば、行きたい方向を見ていれば勝手に進むよう動いてくれる自転車と同じように、その方向に進むために必要な情報を潜在意識が集めてくれるということです。
近くや下ばかり見ていると危ない自転車と同じように、将来向かっていく方向を定めずにいると、何となくでしか進めないし転ぶ危険性も増えます。
車の教習所に通っているときに、『行きたい方向を見ていたら自然とそっちに向かうから遠くを見て』と言われたのですが、最初は遠くを見ると近くのものを轢いてしまいそうで怖かったことを思い出しました。
ですが、言われた通りに遠くを見ると自然とその方向に向かっていくし、近くに何か来たとしてもよそ見をしていない限りは気付くことができます。
最初は、近くを見ていたほうが安心だと思っていたから遠くを見ることが怖かったけど、勇気をだして遠くを見たらその方が安全で運転もしやすくていいことばかりでした。
潜在意識と顕在意識の関係性について、より理解が深まった一日でした。