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雪国の古民家リフォームはまじで気を付けて!

以前、意外と田舎には家がないということや田舎の家事情はこちらの記事で少し書きました。

都心の当たり前は通用しません!東京育ちが見た田舎の住宅事情と都心から田舎への引っ越しで注意すること地方移住のハードルのひとつは住宅かと思います。 移住前は『田舎だから家も余ってるだろう』と思っていましたが、どうやらそうでもないよ...

移住する前は『田舎だし家は余っている』と思っていましたが、移住して家がないことに気付き驚きました。

移住して9ヶ月、いろいろな方の話を聞いたり町の様子を見たりして家問題についてさらにわかったことがあったのでお伝えしたいと思います。

1.北国での古民家リフォームはハードルが高い

こちらは南の地域と比べるとということです。

私がいる地域は積雪量がとにかく多いです。

この2つの前提を踏まえた上で、北国の古民家リフォームについてお伝えしたいと思います。

なぜ、このようなことを思ったのかというと先日仕事で町内を車で移動していて、少し時間があったので普段行かないような道にも行ってみました。

ポツポツと古い家があったのですが、昔に建てられて人が住んでいない木造の建物はほとんどが屋根が崩れていました。

雪が積もって重さで潰されてしまいます。

『屋根が傾いていたら雪って自然と落ちないの?』と思っていましたが、人が住んでいたら落ちますが人がいない家は落ちません。

どういうことかというと、重要なのは室内があたたまっているかどうかです。

室内があたたまると屋根もあたたまり雪と屋根の接地面が溶けて雪が自然と落ちるという仕組みのため、室内があたたまらないと積もる一方で雪は落ちません。

そのため、人が住まなくなってしばらく経った木造の家は屋根がなくなり住めなくなっている場合が多いです。

あと築年数が経っている家は隙間風が入ってきて冬はとても寒いことが多いです。

2.雪国で古民家リフォームするとしたら

ここまで読まれた方で雪国で古民家リフォームはできないの…?と思われた方もいるかもしません。

私は古民家リフォームをやったことがありませんが、周りにそういう方はいるのでやろうと思えばできます。

どうするのかというと、周りに相談して巻き込むことです。

一番大切で大変なことは、住みたいと思える家を探すこと。

これはひとりでは絶対にできません。

地域を散策して空き家のような場所は屋根がなくなっていたり、いい家があったとしても所有者の方が人に渡したくないと思っていたりするかもしれません。

周囲に相談して、『こういうことがしたいからこういう物件がないか』ということを話していると人伝に広まって情報が集まってきます。

周囲との関係性をつくること、自分の理想を伝える、これは必須ではないかなと思います。

3.雪国の古民家リフォームは大変!

雪で屋根が潰れる家があったり隙間風が寒かったりと雪国の古民家リフォームは大変です。

南の地域も湿気問題など大変なことがあるかもしれませんが、日本の平均的な気候の地域と比べると雪国での古民家リフォームが大変であることは間違いないです。

『やらないほうがいい』ということではなく、大変な思いをしてもやりたいかどうかを考えたほうがいいのでは、ということです。

ただ古民家リフォームしたいということだけなら雪国はおすすめしません。

ですが、そもそも私がいる地域ほどの豪雪地帯も少ないと思うので、『そういう地域もあるんだな』と一意見として参考にしていただけたらと思います。

雪国での古民家リフォームにはこういうことが起こる可能性があるということで、検討中の方はお気を付けください!