本当に大発見、私にとって本当に重要なことに気付くことができました。
本を読んで発見した『存在価値』と『利用価値』についてまとめていきたいと思います。
先日ある方に、『承認欲求を他人で満たそうとしている、それって周りの人からしたら重くない?』と言われましたが全くピンときませんでした。
『私ってそんなに承認欲求あるかな?』と思いつつ、私の状況や考えを話したあとに言われたことだったため、私が気づいていない何かがあるんだろうと思い、引き続き考えてはいるけどよくわかっていないという状況でした。
本を読んで、『存在価値』と『利用価値』は違う、今までのモヤモヤがかなりクリアになりました。
『人間として不変の価値がある』ということが存在価値です。
自尊心とも呼べるもので、ただ存在していることが価値があり、何があっても一生壊れない、誰とも対等な価値があります。
『容姿や能力が優れた人の方が価値は高いのでは?』という疑問については、この疑問で言うところの価値が利用価値です。
仕事でうまくいった、資格がある、人気、褒められることで上がりますが、失敗や人からの評価が悪いと下がります。
これは利用価値でしかありません。
人間の価値を決めるものではありません。
利用価値を求め始めると地獄のはじまりだと本に書かれていました。
私は、自分自身の無意識で『存在価値はないけど、利用価値はある程度ある』このように感じていたと思います。
ある程度自分に自信があると思っていましたが、ふとした瞬間かなり精神的に落ちることがありました。
それなりに人とコミュニケーションもとれる、優先順位を決めて作業と処理ができる、自分で考えて行動することができる、というある程度の自信(自分の利用価値の自己認識)がありました。
それなのに、仕方なく生きているだけで好き好んで生きているわけではない、大人は子供を生まない選択肢があるけど子どもは生まれてくるしかなく自分も生まれたくなかったけど仕方なく生きているという自分の存在を否定しているところもありました。
自信はあるはずなのに、どこかで自分で自分の存在を否定している部分があり、認識できたけど結局自信のある自分とない自分が混在していてよくわからないという状況でした。
それがこの本を読んですっきり。
私は自分の利用価値は認めていたけど、存在価値を認められていなかったということです。
『あいつ仕事できないな』と見下していたのは、下の人を探すことで自分の利用価値を確認していたからです。
自分で自分の存在価値を認められていないから利用価値に全振りしているような状況です。
人から認められること、褒められること、必要とされることでやっと『自分って存在していいんだ』と思っていたんだと思います。
冒頭に戻りますが、ここの部分を『承認欲求』という言葉で伝えようとされていたんだと思います。
納得しかないです。
『ダメな自分を見せたほうがいい』と言われても、自分の価値=利用価値だからそんなことできるわけないんですよね。
できない自分、ダメな自分には価値がないと思っているから。
ベストは自分の存在価値を自分で認められることです。
現状、私は自分の存在価値を認められていません。
なぜそうなってしまったのか、原因となった原体験は分かっています。
トラウマのようなものですね。
どうしたら自分で自分の存在価値を認められるのか。
私の場合は、原体験で言われたこと(否定)と反対の言葉(肯定)を自分の中でつぶやいています。
『なんで生きているんだろう、そもそも生むなよ…』と思うことも何度もありましたが、自分の存在価値を自分で認めていい、決めていいんだなと思えるようになりました。
今自分で書いた文章を読み返していて気づいたことは、自分ですら存在価値が認められていないんだから他人の存在価値も認められていなかったということです。
自分でもひどいと思っていますが、高校生の頃東日本大震災があり同じ高校の子が『放射線の影響が心配で水道水からミネラルウオーターでお米を炊いてもらえるようになった』と話していて、私は『そこまでのことをして生きる価値ってあなたにあるの?』と本気で思いました。
※思っただけで本人には『そうなんだ、よかったね』と言いました
自分でも最低だなという自覚があったので覚えていましたが、自分に存在価値が認められていないから他人にも存在価値が認められなかったんだと気付きました。
一部の人は社長になる、お金持ちになることで自分は偉くなったと思う、それは利用価値を自分だと勘違いしているパターンです。
しかし、本当に幸せで稼ぎ続けているお金持ちは利用価値ではなく存在価値で生きている、判断基準が利用価値ではないからお金持っていることや社長が偉いということは思わない、自分に存在価値を認めているからこそ他人の存在価値が認められるのかなと思いました。
本当にすごい人って偉ぶらない、道歩いていても気づかなさそうな人だったりしますよね。
それは存在価値で生きているからなのでは?と考えていました。
引き続き本を読みつつ、考えてみたいと思います。
長くなりましたが、読んだ本はこちら。
アダルトチルドレンから自由へ