OPINION

僻地の人たちが何故優しいのか考察してみた

友達ちゃん(移住してから知り合った友達)と先日買い物に行ったときに、僻地の人の人柄について考察していました。

ちなみに、友達ちゃんは生まれも育ちも僻地です。

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こちらの記事でも少し書きましたが、私が移住してから会った僻地の人は優しい人が多いという印象です。

隣町など周辺地域の人たちからも、僻地の人は穏やかで物腰の柔らかい人が多いと言われています。

一般的には『山に囲まれている環境だから穏やかなのではないか、一方海に面している地域は漁師に口の悪い人が多く物言いがきつい』など山に囲まれている自然環境が要因とされることが多いです。

生まれも育ちも僻地の友達ちゃんと話をしていたときに、友達ちゃんと『待ち合わせでどれくらい待てるのか』という話になりました。

私は、1時間以内に連絡がなければ帰ります。

ですが、事前に連絡があり『ごめん、この理由で1時間遅れる』と言われれば、合わせられる限りは待ちます。

事前に連絡もらえれば家やカフェで別のことをできますが、連絡がなければぼーっとして待つしかないし、待ち合わせ時間を忘れるのは自己管理能力がないなと思ってしまいます。

あと嫌いなことが、あと『30分で着く』と言って結局着かず徐々に時間を伸ばしていく人です。

止む終えない事情だとしても、自己管理能力の無さとわざとであれば誠意も無いなと思います。

あらかじめ長時間待たせると言われていれば別のことができたかもしれないのに、徐々に伸ばされるせいで何もできずに時間が過ぎてしまうからです。

長くなりましたが、ここまでが『待ち合わせでどれくらい待てるのか』の私の考えです。

友達ちゃんの考えは『私は人を待たせられないけど、人の遅刻は連絡あってもなくてもずっと待ってられる』でした。

私は友達ちゃんの心の広さに衝撃を受け、『なぜ待ってられるのか』という話になりました。

『保育園、小学校、中学校まで同級生は必ず一緒だし、人数が少ないから、なにか嫌なことがあっても〇〇ちゃん嫌いで別グループに行けない(別グループを作れるほど人がいない)、だから許すしかなかった』とのことでした。

そのような環境だったから、かなり人を許せるようになったというのが友達ちゃんの自己分析です。

たしかに、私はひとクラス30人くらいはいたので、何かあれば別のグループに行く手段もあり、すべてを許す必要はありませんでした。

ここではじめの話に戻りますが、僻地の人が優しい理由は山があるからではなく、人数が少なく人を許さないと行けない環境で育ったことが、地域の人柄を作っているのではという考えです。

この話を友達ちゃんにしたところ、『ここ以外の周辺地域には子どもの人数も倍以上いるから別のグループにもいけるし、たしかにそうかもしれない』とのことでした。